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愛知県春日井市で
インクジェットプリントTシャツ作成
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安全性について

インクジェットプリンターのインク及び前処理剤について

当社使用エプソン製インクジェット「SC-F2000」

当社使用エプソン製インクジェット「SC-F2000」の前処理剤(E-SC6PTL)、顔料インク(E-SC6)はエコテックス規格100製品分類Iの安全規格を認証、取得されています。


エコテックス規格100製品分類Iとは?

エコテックス規格100製品分類I 赤ちゃん服

人体への有害物質による影響や被害をなくす事を目的とし、繊維の全加工段階における原料、半製品、最終製品に適用される、世界的に統一された試験認証システムです。その中でも製品分類Iは36ヶ月までの乳幼児、幼児期に触れる繊維製品(ベビー衣料、パジャマ、シーツ、ぬいぐるみ等)に適用されます。


エコテックス規格100の詳細

エコテックス規格100の詳細

http://nissenken.or.jp/service/oeko_standard100.html



下記の報道を受け弊社で原因や安全性を調査、再確認いたしました事をご報告いたします。

2016年9月10日に神奈川県茅ケ崎市で行われたマリンスポーツの大会で使用された「大会ゼッケンTシャツ」及び「スタッフTシャツ」(合計363枚)に起因する炎症(かぶれ、アレルギー症状、火傷に似た症状)が起こったとの報道がありました。


報道内容及び現在の対応
マイナビTHE JAPAN CUP大会実行委員会
http://www.supu.co.jp/race/news160911c.php



所見
今回原因となった炎症等の症状はインクジェットプリントをする前に使用する前処理剤が原因だと考えられます。 インクジェットプリントの場合、顔料(インク)を定着させる為に前処理剤をプリントする衣類に散布し高温でプレスしています。今回報道の原因となった島精機工業様のインクジェットプリンター使用前処理剤につきまして内容の所見結果については以下の通りです。
薬品納入メーカーの情報から、塩化ジデシルジメチルアンモニウムを使ったと解っています。発色を良くるために、イオン性を基準に採用されたと思われますが、前処理加工において、水分が蒸発し高濃度の原体が生地に残り、使用時に汗などで再溶解したものが肌につけば、やけどの症状を起こします。(着用し水中に長く滞在された方は、洗い流されて、症状が出なかった)これが、原因と考えております。

エプソン様に安全性について問い合せをいたしました所、前処理剤の成分に塩化ジデシルジメチルアンモニウムは含まれておらず、エコテックス規格100製品分類Iの安全規格を認証、取得されているとの回答をいただきました。


このことより、弊社では塩化ジデシルジメチルアンモニウムを含む薬品は使用しておらず弊社プリントサービス開始から今回の報道の様な問題は1件もございませんので安心してサービスをご利用ください。
今回の事件発生後、お客様より様々な問い合わせを頂いておりますが安全性について問題ないとの自負を持っておりますのでご安心ください。

2016年10月 代表 牧野

2017年10月13日現在、この問題につきまして続報を確認しましたのでご報告いたします。

報道内容及び現在の対応
マイナビTHE JAPAN CUP大会実行委員会
http://www.supu.co.jp/race/news171012.php

所見
被害原因となった前処理剤、その販売会社の責任者役員と開発担当者が業務上過失致傷容疑で 書類送検される模様です。

大前提として販売会社が外部より仕入れた薬剤が入った前処理剤の安全性を十分に確認しないままプリント業者に販売した事が原因です。
ただし、販売会社は安全基準として平成26年8月、第三者機関ニッセンケン品質評価センターにて検査を受けた結果『エコテックス規格100』の認証を受けている(製品分類までは記載無し)。
この事についての経緯、詳細は以前不明瞭です。

そもそも『エコテックス規格100』とは製品分類があります。
弊社使用前処理剤は最も安全な製品分類I(下記画像参照)

エコテックス規格100製品分類I

被害から察するにギリギリの認可?もしくは販売会社の認可偽装だったのかと思われます。

また、正しい希釈濃度(前処理剤は用途に合わせて希釈して使用)を守っていなかった、認知していなかった事も原因だと言われています。
ただし、正しい希釈濃度を守っていたとしても同じ様な被害が起こっていたかもしれません。

そもそも十分な安全性が確認できない物を販売する事自体が原因だと思います。

私の主観ですが本質はコスト、納期の問題にありそうな気もしますが。

このことより
プリント業者といたしまして今回の件を重く受け止め、安全基準、販売元の製品の精査、見直しも含め
安全性を遵守し業界の信頼回復に勤めて参りたいと思っております。
被害に遭われたの方々のご回復を心より願っております。

2017年10月 代表 牧野
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